坐骨神経痛のお隣さんは大腿神経痛です。
坐骨神経は有名ですが大腿神経というのは一般だとあまり聞きません。
大腿神経とはL2〜L4レベルでの神経が狭窄された場合に起こります。
症状は鼠径部や大腿(太ももの前)膝の内側などが痛い、膝蓋腱反射の低下、筋力低下、感覚異常などがあります。
大腿神経は大腿の前側を支配してますので大腿を伸ばすと神経が伸びます。
正常(ヘルニアや狭窄症がない場合)であると神経を伸ばしても何も起きませんが、
神経が狭窄されているとビリビリと言った神経痛がでます。(神経が突っ張る感じ、はる感じも神経が軽度に伸ばされてる症状です。)
筋肉が伸びている状態とは異なりますので見極めが必要です。
この大腿神経伸張(FNS)テストで陽性(腿の前側にビリビリくる)の場合は神経狭窄を疑います
。
陽性の場合はL2〜4の範囲でどこが圧迫されているか神経圧迫を解除する手技で確認します。
どこが悪いか確認が取れたらそれに対するアプローチ、運動をしてもらい改善を目指します。
もし神経を狙って治療したとしても、大腿の筋肉が過緊張で痛いこともあるのでその辺はよく見極めが必要ですね。
0コメント