ヘルニアは手術が必要? 

腰椎ヘルニアは手術が必要なのか?

みなさんはどう思いますか?


結論から言うとNOが80%残り20%は必要と言えるでしょう。

もちろん患者さんの状況、置かれた環境などによって変わりますが、

一般のお仕事されている方が腰が痛くて脚に痛みがくる。

日常で痛いが生活には何とか支障がない方にはまず手術はお勧めしません。


なぜかと言うと大概のヘルニアは3〜6ヶ月で飛び出た髄核(椎間板の中身)が神経を圧迫して脚に痛みや痺れを出しますが、その髄核を白血球が貪食(白血球が髄核を食べる)します。

次第に神経圧迫が取れて下肢の症状が消えます。


では手術をした方がいい場合はどうでしょうか。


例えば・・・

・ものすごい痛みの強い「外側ヘルニア」はすぐに手術した方が楽です。痛みで生活に問題が出る(動けない、立てない、歩けない)

・アスリートなど貪食するまで3〜6ヶ月待っていたらパフォーマンスが落ちる。大会に間に合わないなど

・巨大ヘルニアが神経を大きく圧迫して筋力の低下などが出ている。(急性で筋力が戻ると48時間以内に神経の圧迫を取らないと筋肉が戻らないと言われている)

・貪食されずにヘルニアが骨化と言ってカルシウムが沈着して神経を圧迫してしまうと治らなくなりますのでその場合も手術になることがあります。


このようなケースは手術を勧めることがあります。ヘルニアは腰の手術でもわりと傷口も小さいので負担が少ないことが多いです。


もちろん体に傷口を作るということは筋肉や神経の動きが落ちますので手術をしないことに越したことはありません。


一般の方であれば痛くて辛くても貪食がされるまでは待った方がいいです。

おそらくお医者さんももし自分がヘルニアになっても手術は選択しないと思います。


椎間板は軟骨成分なのである程度にしか再生はしません。

何度も急性腰痛を繰り返すと椎間板を痛めます。その椎間板は水分を失い高さがなくなり、低い椎間板になります。その後椎間板は柱の役割を失い後ろにあります。神経の通り道などが狭くなり、脊柱管狭窄症へ移行します。

ヘルニアにならないことが一番重要なので皆さんストレッチは日々行なってくださいね。

「予防に勝る治療なし」と言われますが、普段から臀部やハムストリングスのストレッチなど体を動すことに意識して見てくださいね。



今回のまとめですが

・基本的には腰椎ヘルニアは手術が必要ではありません。

・貪食作用は3〜6ヶ月(飛び出た髄核の量にもよります)

・椎間板は再生しない。

・脊柱管狭窄症へ移行する。

・予防に勝る治療なし




腰痛専門 あらた整体院

腰痛専門 あらた整体院はこの度、 2022年3月1日より [まなび接骨院]として生まれ変わります。 我孫子駅南口より徒歩6分にありますのでお身体でおなやみのことがあればご相談ください。 都内にあります腰椎に特化した整形外科でリハビリに勤務しておりました。 骨折、脱臼、捻挫、などの保険治療を始め、 腰痛、ぎっくり腰、腰椎ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症などに特化した治療をしております。

0コメント

  • 1000 / 1000