本日はこのような症状の患者さんがいたので紹介したと思います。
1ヶ月前からぎっくり腰になって、左のおしり〜左足首にかけて痛みが出ている方が来院されました。
前屈や腰を腰を反ると痛い。
歩いていると脚に痛みが出てくる(脊柱管狭窄症に特有な間欠性破行という症状)。
などの症状があります。
問診では坐骨神経領域の脊柱管狭窄症やヘルニアを疑います。
坐骨神経に対する各テストを行います。
SLRという坐骨神経を伸張させて痛みを誘発させるテストを行いました。
右は陰性、左は陽性でした。
つまり右の神経は問題なく、左の神経は圧迫されて神経に何らかのトラブルがあると考えられます。
坐骨神経はL4〜S3レベルで狭窄を受けると症状が出ます。
どこで狭窄を受けているが問題になります。
それは脊柱管(背骨の中の神経)、神経根(神経が左右に分かれて出る出口)なのか、神経の近くを通る筋肉の影響なのか、姿勢などの問題で神経が圧迫されるのか確認する必要があります。
それぞれの箇所で神経を一時的に圧迫から解放するテストを行いどこが原因なのか判断していきます。
今回の方はぎっくり腰からの神経痛なので脊柱管内での圧迫を最初に考えましたが、テストをしてもあまりいい効果はえられませんでした。
次に神経の滑走(動きを)よくするテストを行ったところ神経痛は緩和されました。
ぎっくり腰により神経が軽く圧迫され、炎症も出ていたので軽度の癒着が起き神経の動きが低下し神経を伸張する動きで下肢痛が出ていたのではないかと推測されます。
施術後はSLR(神経を伸ばすテスト)後も下肢痛は消失し、痛みも出なくなりました。
神経の滑走をよくするセルフケアをお伝えして継続していただくようにお願いしました。
坐骨神経も改善することがありますのでなかなか治らない方がいれば一度お問い合わせください。
ご連絡お待ちしております。
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