慢性的に腰が痛い!
というのが今日の症例でした。
どこが痛いのかと聞きますと、
L3/4/5レベルの左右の椎間関節をピンポイントで指し、腰も反り腰なのでこれは完全に椎間関節だと思いました。
やはり伸展での痛みが出ます。
多裂筋のリリースをしてみたところ圧痛は取れなかったので多裂筋もスパズムしてましたが、椎間関節自体が変性を起こしているかもしれません。
この場合は椎間関節をどうにかするのではなく椎間関節にかかるストレスを減らすのが先だと判断し、方向性を変えて腰椎の屈曲可動域を出すようにしました。
椎間関節は腰椎伸展で圧が高まりますので、屈曲位で椎間関節の圧を椎間板に逃がすというわけです。
屈曲可動域が上がることですぐに痛みが引くわけではないですが、椎間関節にかかる慢性的なストレスを減らすことでだんだん痛みがなくなるはずです。
屈曲可動域を上げたおかげで
こんな感じの前屈も、10センチ以上床から離れてましたが、見事に指が床に着きました。
床に指がつくかどうかは気にすることではないんですが可動域が改善してよかったと思います。
あとは本人がいかに骨盤前方位を中間位に戻せるかどうかが大事になります。
毎朝鏡を見て、目からのフィードバックをして正しいポジションをキープすること、屈曲可動域のストレッチをすることをセルフケアとしました。
継続しないと取れない痛みなので続けていただくようお願いしました。
今回指導したストレッチです。目的は腰椎の屈曲です。
意識することは腰椎が屈曲するように腰を丸めながら行うことです。
立位で反り腰で、さらに反ると痛い方におすすめです。
脊柱管狭窄症、すべり症にも有効です。
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